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消費者調査からわかるショッピングにおける「思い入れ」の重要性

2019年12月12日に「コネクテッドショッパーレポート」の日本語版が発表されました。このレポートは、全世界の1万人以上の消費者を対象に行われ、ブランド、小売、オンライン市場に関わる販売業者に及ぼす動向について調査したものです。

今回は、このレポートをもとに、販売業者が重要視するべき「思い入れ」について触れていきます。

 

世代別の消費者傾向

 

今回のレポートでは、次の4つの世代に分けて、消費傾向を調査されています。

 

・サイレント/ベビーブーマー世代:1920~1964年生まれ(56歳以上)
・ジェネレーションX世代:1965~1980年(40歳~55歳)
・ミレニアル世代:1981~1996年(24~39歳)
・ジェネレーションZ世代:1997~2001年(19歳~23歳)

 

サイレント/ベビーブーマー世代は、従来の買い物手段から離れられない傾向にあるとのこと。しかし、その他の世代は、モバイルウォレットやメッセージングアプリ、ソーシャルメディアなどの新しい購入手段を活用する傾向にあると報告されています。

 

さらに、最も新しいジェネレーションZ世代が、新しい顧客接点の活動をリードしていると思われがちですが、実は、ミレニアル世代やジェネレーションX世代の方がリードしていることがわかりました。

 

日本における消費者傾向

 

日本では、89%に該当する消費者が「ブランド」「小売業者」「オンライン市場」を組み合わせて利用していることがわかります。

そのなかでも、61%の消費者がブランドを決めて買い物をする傾向にあります。ブランドが好まれる理由としては次の3点です。

 

・個別のニーズに対応してくれる
・独自のショッピング体験やプロモーションを提供している
・限定商品を提供している

 

また、実店舗で買い物をする理由としては、次の3点が上位に該当しました。

 

・商品を手に取れる
・すぐに商品が手に入る
・商品を見て回りながら新しいものを見つけるため

 

日本以外にも、複数の国別データが公表されていますが、ブランド・実店舗を選ぶ理由としては、どの国もほとんど同じです。

 

新たな「思い入れ」でお買い物に進化を

 

今回のレポートからは、実店舗・オンライン店舗問わず、「あのお店で買い物がしたい」と消費者に思わせるブランディング(思い入れ)を作ることこそ、重要であることがわかるのではないでしょうか。

ショッピングは、商品について調べるところから、サービスを受けてブランドのファンになるところまでの非常に広い範囲を指すものになってきています。

 

消費者は「個別のニーズに対応してくれる」などのブランドを好む傾向にあり、実店舗を選ぶ理由としては、オンラインで得難い体験を得られることを挙げています。

これらのことから、新たな「思い入れ」を消費者に持ってもらうために、従来の方法だけにとらわれるのではなく、消費動向に合わせた柔軟な販売戦略を展開する必要がある、といえるのではないでしょうか。

 

〈参照〉日本の小売市場/消費者は店舗EC使い分け、ブランドロイヤルティ重視

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