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実店舗におけるGoogleマイビジネスの重要性/ベルクがCanly導入で狙うこと

広報部

2020.12.23

関東で120店舗の食品スーパーマーケットを展開する株式会社ベルクは、12月9日にGoogleマイビジネスを管理するサービスである「Canly」を導入することを発表しました。ベルクがCanlyを導入する背景には、コロナ禍における実店舗とGoogleマイビジネスの関係性に変化があったことが挙げられるでしょう。

今回は、ベルクがCanly導入によって狙っていることや、Googleマイビジネスと実店舗の関係性の変化について触れます。

Googleマイビジネス、Canlyの概要

Googleマイビジネスは、Google検索やGoogleマップなどのさまざまなGoogleサービス上にビジネスや組織などの情報を表示し、管理するための無料ツールです。企業名や店舗名を検索した際に、営業時間や問い合わせ先などの情報が表示されますが、それらはGoogleマイビジネスによって実現しています。

そして、CanlyはGoogleマイビジネスや各種SNSアカウントを一括管理できるクラウドシステムのことであり、オンライン上での店舗情報を一元的に管理することで運用・管理コストを削減できるシステムとなっています。

コロナ禍で実店舗におけるGoogleマイビジネスの重要性に変化が

コロナ禍のいま、実店舗におけるGoogleマイビジネスの重要性が変化していることをご存知でしょうか。消費者は非接触ニーズが高まっており、身近なスーパーマーケットの利用行動も大きく変化しています。

例えば、実店舗に訪問する前に検索結果ページに表示される営業時間情報や、レビュー情報などをチェックした上で、感染リスクを最小限にして利用したいと考えるようになっているのです。

その際に、Googleの検索結果ページに表示される店舗情報が間違っていると、店舗に対する信頼を損失することになり、顧客離れにつながってしまう可能性があります。そのため、小売業界にとってはGoogleマイビジネス上で店舗情報を正しく管理し、正確な情報を提供することが重要になっているのです。

ベルクはCanly導入で集客・販促強化を狙う

ベルクはこの消費者行動の変化に対応するため、Googleマイビジネスや各SNSの店舗アカウントをCanlyで一括管理することで、管理・運用コストの削減だけでなく、データ分析による店舗運営上の課題を特定することを目指しています。

実店舗を訪れる消費者はGoogle検索やGoogleマップによって店舗情報を把握することから、クチコミ管理やGoogleマップを起点として集客、デジタルマーケティングの強化として、ベルクではCanlyを導入するのです。

〈参照〉ベルク/Googleマイビジネス管理「Canly」導入で集客・販促強化/流通ニュース

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