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コロナ禍で考える三越伊勢丹・崎陽軒の「店舗」の将来像

広報部

2021.02.09

デパートの三越伊勢丹、シウマイ弁当の崎陽軒は共に日本でも多くの人がその名を知る企業です。しかし、このような企業でも新型コロナウイルスの影響を大きく受けており、将来的に店舗のあり方は変わらざるを得ないと考えています。

今回は、2020年10月に開催された「Withコロナ環境下でのお店の在り方」の講演内容から、両社の意見を見ていきましょう。

コロナの影響を受けた三越伊勢丹・崎陽軒

三越伊勢丹プロパティ・デザインの中北氏は、「休業期間もありましたが、再開してから前年比で50%くらい落ち込んでいます。私が担当している竹下通りに至っては前年比で20%まで落ち込んでしまいました」とコメントしました。

対して、崎陽軒の野並氏も「前年比70~80%ほどダウンしましたね。」とコメントしており、両社とも新型コロナウイルスの影響を大きく受けたことがわかります。

両社が考える「店舗」の将来像

三越伊勢丹の中北氏は「時間を楽しむための何かを、百貨店が持つコンテンツやネットワークを駆使して価値として提案していくことが今後は重要になると思います。」とコメントしました。顧客が投資した時間とお金に対する効果をどのように最大化できるかが重要と考えられています。

百貨店は店舗に縛られることなく、「一人ひとりのお客様の人生時間を豊かにするための提案」をモノ以外のソフトやサービスと組み合わせながら提供できるかどうかが今後の鍵になりそうです。

崎陽軒ではシウマイの新しい可能性を考えていくこととしており、その施策の一つとして2020年8月には台湾への海外進出も果たしました。さらに、崎陽軒では顧客が直接店舗に訪れないと手に入りづらいものを多くラインナップしていましたが、冷凍に着目して「おうちで駅弁シリーズ」という冷凍で顧客のもとに届けるサービスも開始しています。

シウマイにこだわり、どのように広めていくのか・顧客にどう喜んでもらうか、という点を追求する取り組みを進めていくこととしています。

サービスに対する顧客の限られた時間・お金を使う価値向上が鍵

両社とも店舗の将来像は異なりますが、共通することは自社の強みを認識した上で今後の在り方を追求している点ではないでしょうか。BtoCのビジネスでは今後より一層、サービスに対する顧客の限られた時間・お金をどのように最大化させられるかが鍵になってくると見られています。

顧客に対して真剣に向き合い、自社の強みを活かしながら一人ひとりの顧客が感じる価値を最大化することが求められると言えるでしょう。

〈参照〉三越伊勢丹、崎陽軒の選択は?Withコロナ時代の「店舗」の将来像/ビジネス+IT

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