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AIカメラソリューション「AIガードマン」による万引防止と接客向上の効果

2020.03.31

店舗にとって万引による損失(ロス)は対策すべき項目であり、接客品質を向上させて売上を増やすことは、すべての店舗に当てはまる大きな課題ではないでしょうか。その課題に対して、効果を発揮しているソリューションが「AIガードマン」です。

今回は、AIガードマンの概要から導入事例について紹介します。

「AIガードマン」ができること

「AIガードマン」は、NTT東日本が提供するAIカメラ向けプラットフォームサービスです。アースアイズ株式会社のAIカメラと連携することで、万引防止・接客向上の効果が期待できます。具体的には、AIカメラによって顧客の行動分析が行われ、不審な行動を検知します。AIクラウドを通じて従業員のスマートフォンなどに画像と合わせて通知する仕組みです。

万引防止には声掛けが効果的です。警視庁のWebサイトを参照すると万引防止の対策としては、「従業員の声掛け」が65.6%の割合で最も有効であると発表されています。AIカメラによって死角となる商品棚付近でも、不審な行動を検知して従業員に通知するため、効果的な声掛けが行なえます。
不審な行動はAIによって学習され、AIクラウド上で共有されるため、常に最新の不審行動パターンによる監視が可能です。

また、キョロキョロしていたり、同じ商品棚付近をウロウロしていたりする顧客の中には、商品を探している可能性も考えられます。適切なタイミングで声掛けできれば、ユーザーニーズに的確に応えることができ、万引の防止だけでなく、顧客満足度の向上に役立てることが可能です。

参照「挨拶・声掛け」から始める万引未然防止対策/警視庁

「AIガードマン」の導入事例

「AIガードマン」は、スーパーマーケットやホームセンター、ドラッグストアなどでの導入実績があります。スーパーマーケットの「ライフ平和台店」では、AIガードマンの導入前と比べて万引によるロス率が医薬品で約60%、化粧品では約90%も軽減しました。また、「導入前は声掛けを避ける顧客と声掛けを必要とする顧客の判別が難しかったが、導入後は最適なタイミングで声掛けをするきっかけをつかむことができた」と語られています。

ほかにも、長野県を中心に展開するホームセンター「綿半ホームエイド」の松本芳川店では、AIガードマンを導入することで広大な店舗の死角が減らせたそうです。約10万点に及ぶ商品を揃える同店では、商品棚も大きく死角が生まれやすいという課題を抱えていました。AIガードマンによる不審行動の検知によって死角をなくすことができ、顧客への声掛けをするきっかけができたと語られています。
従業員の接客への意識も向上し、顧客からも「声をかけてくれるお店」という印象がついたことで、万引対策だけでなく顧客満足度の向上に役立っています。

従業員と顧客にとって最適な結果をもたらす「AIガードマン」

AIカメラによる不審行動の検知により、従業員の声掛けを促す「AIガードマン」は、万引防止だけでなく、接客向上にも大きな効果をもたらしています。店舗における万引によるロスは無視できないものですが、それ以上に顧客満足度の向上につながる効果は、非常に有用であるといえるでしょう。

顧客にとっても声掛けによって必要とする商品を探しやすくなります。適切な声掛けは従業員だけでなく顧客にとっても最適な結果をもたらしており、店舗の活性化に繋がっていると言えるのではないでしょうか。

【参照】NTT東日本「AIガードマン」買物客の行動をAIで検知し声がけにつなげる~店舗の「万引き防止」や「接客向上」に効果~/Diamond Chain Store

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