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ユニクロが原宿に帰ってきた!新店舗では世界初の試みも

広報部

2020.06.24

ユニクロにとって原宿は初めて都心型店舗を出店した場所であり、ブランドを確立するきっかけとなった場所です。2020年6月5日にオープンした「ユニクロ原宿店」は、最先端のファッション情報発信地である原宿では、ユニクロとして8年ぶりのオープンとなります。

今回は、ユニクロ原宿店の概要から注目すべき新店舗の販売戦略について紹介します。

着こなし発見アプリ「StyleHint」と連動した世界初の売り場展開

StyleHintはユニクロとGUが共同開発した世界中の着こなしを検索することができるスマホアプリです。ユーザーは投稿することもでき、SNSなどとの連携も可能となっています。

ユニクロ原宿店では「StyleHint原宿」として、店内でStyleHintと連動した売り場を展開。StyleHint原宿では店内壁面を埋め尽くす240台のディスプレイが設置されています。ユーザーはディスプレイに表示されるスタイルから自分にぴったりな着こなしを発見できるようになっており、対象商品が店内のどこにあるのかまでチェックすることが可能です。

StyleHint原宿はオンラインとオフラインを融合させた新たな販売スタイルとして注目されています。

若者向けの販売戦略

ユニクロ原宿店は、原宿という土地柄を意識したさまざまな販売戦略を展開しています。

同店の1階では、原宿店だけのスペシャルなユニクロTシャツ売り場を「UTポップアウト」と名付けて展開。UT ポップアウトでは、10代を中心に人気の高いアーティストのビリー・アイリッシュと、現代アートの巨匠である村上隆によるコレクションも販売しています。あわせて、村上隆が制作した3mもの巨大なビリー・アイリッシュ像も期間限定で展示中です。

そのほかにも、地下1階ではフラワーコーナーでの生花の販売や、世界に1枚だけのオリジナルTシャツやトートバッグが簡単に作成できるサービス「UTme!」も展開しています。

若者をターゲットに「服を買う」という目的だけでなく、「店舗に訪れる」こと自体が目的となり得るような店舗づくりがなされているといえるでしょう。ユニクロ原宿店は、ユニクロが掲げる「LifeWear」を体現する店舗であると同時に、情報製造小売業への変革を目指すユニクロのオンラインとオフラインを融合させた最新型の店舗となっています。

〈参照〉ユニクロ/8年ぶり「原宿店」着こなし発見アプリ連動の世界初売場も/流通ニュース

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