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電子棚札活用事例<ソニーマーケティング㈱>

広報部

2021.02.18

企業名:ソニーマーケティング株式会社
業務内容:ソニー商品のマーケティング・セールス
導入商品:電子棚札

電子棚札活用による、オンラインショップへの顧客誘導と顧客分析の実現

■導入前の課題・ご要望・目的

・プライスカード張り替え作業や、見積もり作成の工数削減
・オンラインショップへの顧客誘導
・購入見込み客のWeb行動分析

■導入後の効果

・電子棚札の導入により、プライスカード張り替え作業と見積もり作成工数を削減
・電子棚札にQRを表示し、オンラインショップへの顧客誘導を促進
・電子棚札のQRを読み取ったお客さまのWeb行動分析を実現

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はじめにスタイリストの工数削減として、電子棚札に、商品名・価格・評価(オンラインショップでの評価と連携した 5つ星表示)を自動表示させることで、スタイリストの工数を削減し、お客様により多くの商品情報を提供することを実現しました。

更に、今回の電子棚札導入の活用例として、My Sony ID保有者(会員登録済み顧客)は、 ログインをした状態で電子棚札のQRコードを読み込むと、自身のスマホでWebページにアクセスして、自分の購入金額を手元で確認することができるようになりました。 これは、お客様自身が持っているクーポンが適用された、割引後の購入金額で人によって価格が違います。(※1)

以前までは受付カウンターでお客様のIDを確認し、お客さま毎に見積もりを算出するのにお待たせしてしまっていましたが、お客様は自身で気軽に割引購入額を確認でき、スタッフは受付カウンターの回転率を上げることができたため双方のメリットとなっています。

また、お客様が「My Sony ID」にログイン後、電子棚札のQRを読み取ってもらうことにより、本部側ではそのIDのお客様が「そのまま店舗で買ったのか」、「店舗では買わず自宅でEC購入したのか」、「その後別の 店舗で購入したのか」、「価格を確認したが購入に 至らなかったのか」など、店舗に来ていただいたお客様の行動を把握・分析できることになりました。これにより、店舗に来ていただいたお客様に対して、リテンションの可能性を拡大をさせることができようになりました。今後は接客に「My Sony ID」へのログイン案内を取り込みつつ、このアク ションの拡大させていきます。

ご担当者様の声

正式導入を2020年11月6日のソニーストア名古屋の移転リニューアルをターゲットにおいていました。それまでは、銀座店でトライアル実施をしていたのですが、社内でもあまり目立った活動に捉われてませんでした。「あぁ、家電量販とかスーパーで見るあれでしょ!」と。
ソニーにとって意義ある施策だと自負していたのですが、関係部署へしっかりと上述を説明しても私の想像通りの反応ではなく、さらっとしたものだったのが正直な感想です。
しかし、より多くの関係部署の社員が集まる名古屋店のリニューアルオープン日だと、誰かが「これ素晴らしいね!」と言うかもしれない。それが伝播して「そうだそうだ。これは素晴らしいね。」と関係部署の方々の自分事化が捗り「もっとこういう事できないか」などのリクエストが私たちのチームに発生するだろうと想像しながら準備をしていました。

このレベルでの施策としては弊社内では非常に極小な人数で行いました。「名古屋以降は、他部署からのリクエストが多く発生し、難易度の高い課題を依頼されるかもしれないけどそれを楽しんでやっていこう!」と、メンバーに伝えながら準備し、結果そうなったのは何とも言えない面白さがあります。
現在は他部署から、様々な依頼を受けております。こういった現象も含めて、フォーバル様には感謝です。

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