関東を中心に店舗を展開するスーパーマーケットチェーンのいなげやは、2020年12月15日に自社Webサイトをリニューアルしました。いなげやの自社Webサイトリニューアルは、DX推進の一環としても見て取れます。今回は、いなげやのリニューアルしたWebサイトのポイントなどについて見ていきましょう。
いなげや自社Webサイトリニューアルのポイント
いなげやは、「見やすく・わかりやすく・探しやすい」をポイントにWebサイトをリニューアルしています。リニューアル前のWebサイトは、情報が集約されていたものの一昔前のWebデザインであり、スマートフォンへの対応もできていないものでした。
しかし、今回のリニューアルで3つのポイントを押さえたデバイスを問わずに使いやすいWebサイトへと生まれ変わっています。さらに、今回のリニューアルで次の3つのコンテンツを追加しています。
- マイストア登録
- おすすめレシピ動画
- 安心安全の取り組み
マイストア登録は顧客が利用店舗を登録することで、常にチラシをトップページに表示できるコンテンツです。おすすめレシピ動画はレシピ動画サービス「クラシル」から提供を受けたレシピ動画を配信するコンテンツであり、2021年1月上旬から毎月おすすめレシピが公開されています。安心安全の取り組みでは、新型コロナウイルスの感染予防対策などが公開されており、消費者が気になる安全への取り組みを閲覧可能です。
そのほかにも、いなげやのオリジナル商品の紹介やキャンペーン、オンラインショップなどの情報を提供し、消費者が買い物を楽しんでもらえるサイトに模様替えしました。
自社WebサイトのリニューアルはDX推進の一環
今回のいなげやの自社Webサイトのリニューアルは、DX推進の一環として見られるでしょう。近年では、誰もがスマートフォンを持っており、気軽に情報を検索できるようになっています。いまや自社Webサイトはオンライン上の名刺のような効果を持ち、消費者の企業に対するイメージは自社Webサイトに依存するといっても過言ではないでしょう。
例えば、初めて名前を聞いた企業については、Web上でその名前を検索するのではないでしょうか。その際に、自社Webサイトの作りが悪ければ、その企業に対してあまり良い印象を持たないでしょう。DXはデータとデジタル技術を活用して顧客や社会のニーズに合わせて変革することであり、自社Webサイトのあり方もそのニーズに合わせて変革するべきです。
これらのことからも、いなげやの自社WebサイトリニューアルはDX推進の一環であるといえ、顧客や社会のニーズに応えることを考えた結果と言えるでしょう。