
株式会社東急百貨店は、10月1日に株式会社Lerettoが提供するクラウドの店舗管理サービス「Canly(カンリー)」を百貨店として初めて導入しました。Canlyによって各店舗のSNSアカウントの一括管理やクチコミのデータ分析が行えるようになり、顧客の利便性向上に役立てることとしています。
今回は、Canlyの概要からオンライン上でのコミュニケーションの重要性について見ていきましょう。
店舗管理サービス「Canly」でできること

Canlyは国際特許申請済みの店舗管理クラウドサービスです。Googleマイビジネスや各SNSの店舗アカウントを一括管理でき、管理・運用コストの削減が図れたり、クチコミなどのインターネット情報のデータ分析によって店舗運営上の課題を特定し、施策の解決につなげたりできるソリューションとなっています。
東急百貨店では、CanlyのGoogle上の店舗アカウントを一元管理する機能を活用して以下の取り組みを実施します。
- 店舗情報の更新や最新情報の配信
- 新規に出店した専門店の店舗ページの作成
- 状況に応じて変更する営業時間の迅速な掲出
- 第三者からの情報改ざん防止機能を活用し、常に正確な情報を提供
- クチコミの一元管理機能によるクチコミ分析とその結果を生かした店舗施策やオペレーションの改善
- より幅広い世代に向けた情報発信
さらに、今後は東急百貨店に関するクチコミへの返信やSNSアカウントの一括管理を行い、オンライン上の顧客との双方向のコミュニケーションの強化につなげる予定です。
今回の取り組みは「東急アクセラレートプログラム」の一環
東急アクセラレートプログラムは、東急株式会社が主催するスタートアップ企業との事業共生を図るオープンイノベーションプログラムです。今回の取り組みはこのプログラムの一環であり、オンライン上でのコミュニケーションの重要性が高まるいま、利便性の高い情報を顧客に提供したいという東急百貨店とLerettoの両者の思いを実現するものとなっています。
オンライン上でのコミュニケーション強化が重要な鍵となる

顧客はさまざまなサービスをオンライン上で受けられるようになり、今まで以上にオンライン上でのコミュニケーションの機会は増しています。顧客満足度を高めるためにもオンライン上でのコミュニケーション強化は、企業の成長における重要な鍵となるでしょう。
実店舗においてもオンライン上での利便性が重要視されており、東急百貨店とCanlyが作り出す新しい店舗管理は顧客だけでなく従業員にとっても利便性を高め、企業の成長に大きな影響を与えるものと考えられます。
