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ファミリーマートとTOUCH TO GOが業務提携/2021年春の無人決済コンビニ開店を目指す

広報部

2020.11.24

2020年11月4日に、ファミリーマートは無人決済店舗を手掛けるTOUCH TO GOとの業務提携を発表しました。この業務提携により、無人決済コンビニの1号店を2021年春頃に開店する予定としています。今回の業務提携では、省人化と非対面決済の推進、マイクロマーケットへの出店を可能とする店舗形態の創出を進める目的があり、顧客の利便性向上と新しい店舗経営のあり方を模索していくこととしています。

今回は、TOUCH TO GOの概要や無人決済コンビニの仕組みやメリットについて見ていきましょう。

TOUCH TO GOとは?

TOUCH TO GOは無人決済店舗を手掛ける会社であり、同名のAIを活用した無人決済店舗を高輪ゲートウェイ駅で展開しています。同店舗では、顧客は店内の商品を手に取り、決済スペースに移動するだけで自動的に商品が識別され、電子マネーなどで即座に決済可能です。

買い物の時間が限られる朝や移動時間の合間でも、短時間で買い物が済ませられます。

無人決済コンビニの仕組み

新たにファミリーマートが展開する無人決済コンビニでは、TOUCH TO GOの無人決済システムを活用します。このシステムは店舗にAIカメラや重量センサーを設置し、入店した顧客と顧客が手にとった商品をリアルタイムに認識。顧客は決済エリアに移動するとディスプレイに購入商品と金額が表示され、電子マネーなどで即座に買い物が行なえます。

年齢確認が必要な酒類の販売も可能であり、年齢確認を決済画面で実施した後、バックヤードにいる店員が直接対応します。無人決済店舗では同時に入店できる人数に制限がありますが、無人決済コンビニではその制限をどの程度軽減できるかが重要になってくるでしょう。

無人決済コンビニがもたらすメリット

無人決済コンビニは顧客・店舗側ともに多くのメリットが存在します。顧客側は短時間で買い物が済ませられる利便性が得られ、非対面による新型コロナウイルス感染防止のニーズにも対応可能です。

店舗側としては、省人化による店舗オペレーションコストの低減が実現でき、人手不足の日本社会においては非常に大きなメリットと言えるでしょう。

顧客・店舗側ともに多くのメリットが得られる無人決済コンビニが、今後の主流となる日は近いかもしれません。

〈参照〉ファミリーマート/無人決済コンビニの実用化でTOUCH TO GOと業務提携/流通ニュース

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