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心斎橋パルコのデジタル活用事例/バーチャルツアー、遠隔操作ロボットなど

広報部

2020.11.24

2020年11月20日に開業した心斎橋パルコでは、さまざまなデジタル活用の事例が見られます。新型コロナウイルスの影響により、デジタル活用のあり方や推進が見直されているいま、心斎橋パルコのデジタル活用事例は参考になるでしょう。

今回は、心斎橋パルコのデジタル活用事例について紹介します。

360°カメラを利用したバーチャルツアー

心斎橋パルコの公式Webサイトでは、実際に店舗内を歩いているような感覚で同店の見どころを見られるバーチャルツアーを無料で公開しています。このバーチャルツアーは360°カメラによって撮影されており、自由に視点を変えられます。イメージとしては、Googleストリートビューの心斎橋パルコ版と捉えられるでしょう。

心斎橋パルコ内の十数箇所を見ることができ、注目の店舗や館内展示のアート作品、屋上庭園などの様子を自宅にいながらバーチャル体験できます。

遠隔操作ロボットによる顧客案内、多言語対応

館内の顧客とのコミュニケーションとして、遠隔操作ロボットによる顧客案内や多言語対応のAI音声認識によるインフォメーションシステムを導入。

遠隔操作ロボットは、働きたい人が時間や場所に縛られずに接客できるプラットフォームの実証実験として導入されており、ロボットを通して顧客の問い合わせを受けて遠隔地からオペレーターが対応する仕組みです。ロボットはオペレーターの人数よりも多い台数を配置する予定であり、人間のできる業務範囲を拡張して省人化と顧客サービス拡充の両立を目指しています。

また、日本語・英語・中国語・韓国語・タイ語に対応した音声と画面操作の両方に対応するインフォメーションシステムも導入。例えば「ATMはどこですか?」「レディスのファッションはどんなショップがある?」などの問いかけに対して、必要な情報を案内して画面操作で効率的に情報を探せます。

心斎橋パルコのコンセプト

心斎橋パルコはビルコンセプトとして、「百貨店の枠を超え、さらに『モノとコト』が『日常とアート』が『リアルとテクノロジー』がボーダレスに交わる新しい商業ビル」を掲げています。

心斎橋パルコのテクノロジー・デジタル施策は情報の伝達・表現の手段として利用され、顧客の利便性向上と省人化のための手段としても活用されています。

テクノロジーが進歩することによってさまざまなデジタル活用事例が登場していますが、心斎橋パルコの活用事例も大いに参考になる事例と言えるでしょう。

〈参照〉心斎橋パルコ/オンラインのバーチャルツアーなどデジタル活用/流通ニュース

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