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ネット広告のコンバージョンが低いワケとCVを最大化させるための方法とは

広報部

2020.12.01

インターネット上で商品を販売する際、まずは商品について認知して貰う必要があるため、ネット広告を利用するという方は多いのではないでしょうか。しかし、ネット広告はただ出せばよいというわけではなく、その後の導線が非常に重要となってきます。

今回は、間違ったネット広告からの導線について解説し、コンバージョンを最大化させるための方法について紹介します。

間違ったネット広告からの導線

そもそも、ネット広告から訪れた顧客の約90%は10秒以内にページを離脱するということをご存知でしょうか。100人の集客ができたとしても、そのうちの90人は一瞬でいなくなってしまうのです。

また、最終的に購入まで至る顧客は1%、無料サンプルやお試しなどの場合でも3%と言われています。このように非常に少ない購入客をしっかりと逃さないようにするための導線が重要になりますが、コンバージョンが低いネット広告の場合、その導線が間違っている場合が多いとされています。

最もやってはならない間違いは、ネット広告からの導線を本サイトに誘導するパターンです。ネット広告を見た顧客は、対象商品にのみ興味がある状態のため、その他の商品に関しては見せるべきではないのです。

ネット広告からは広告専用ランディングページへ誘導すること

ネット広告から本サイトのトップページへ誘導してしまうと、対象の商品を探す手間がかかってしまい、それだけで顧客は離脱してしまいます。また、本サイトの商品ページに誘導したとしても、その他のページへの遷移が可能であると選択肢が多くなり、顧客の迷いにつながります。

そのため、ネット広告からの誘導先としては、広告専用のランディングページに誘導することが正解です。広告専用ランディングページでは、対象の商品以外の選択肢を与えず、その商品を売ることのみに集中することがポイントとなります。

商品価格の何倍もの情報価値を提供することで、コンバージョン率は約1.9~3.2倍にも上がると言われています。

ランディングページからカートシステムに誘導するのは失敗のもと

加えて、注意すべき点は広告専用ランディングページからカートシステムに誘導しないようにすることです。カートシステムは複数の商品をかごにまとめて精算するためのシステムであり、広告の商品だけがほしい顧客にとっては手間がかかるため離脱する要因になります。

一般的なカートシステムは申込ボタンを押してから申し込み完了までに8つもの画面遷移があるとされており、画面が遷移するごとに顧客は離脱すると考えられています。このカートシステムでは最終的に30%の顧客しか完了画面まで遷移しないとされており、申込みボタンを押してから70%の顧客が離脱することに。

そのため、広告専用ランディングページのなかに申し込みフォームを埋め込んだ「申し込みフォーム一体型」が、コンバージョン率アップに効果的とされています。申し込みフォーム一体型にすると、画面遷移は申し込み確認画面と完了画面だけになるため、これだけでコンバージョン率が約1.5~2.5倍に上がるとのこと。

ネット広告を出稿する際は、申込みフォーム一体型の広告専用ランディングページを用意することが重要だと言えるでしょう。

〈参照〉ネット広告のコンバージョン率を最大8倍アップさせた最強申込フロー/Agenda note

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