新型コロナウイルスの影響を受け、経営が難しくなった企業も多い中で増収している企業も存在します。そのような企業はどのような業種でどんなモノを販売しているのでしょうか。今回紹介する業種や売れているモノはすべての企業・お店が増収となっているわけではありませんが、需要を伸ばしている業種・モノとして参考にできるでしょう。
食事関連の業種・売れているモノ
多くの飲食店は新型コロナウイルスの影響で苦戦を強いられていますが、そのなかでも増収している業種や売れているモノとして次のようなものが挙げられます。
- フードデリバリー業界
- スーパー、家庭用食料品店
- 調理器具
- 乾麺
- 冷凍食品
- 食料品宅配
- キッチンカー
外出自粛で自宅にいる時間が長くなり、食事に関しても消費者の動向が大きく変わった結果と言えます。
衛生、健康関連
新型コロナウイルスによって衛生・健康関連は特に注意するようになった人も多いでしょう。そんな衛生・健康関連の売れているモノとしては、次のようなものが挙げられます。
- マスク、消毒液
- 体温計
- 空気清浄機、加湿器
- ハンドソープ、ウェットティッシュ
- 健康グッズ、家庭用ジム用品
- メンタルケア関連
- アロマキャンドル
- 自転車
- パーテーション、ビニールシート
娯楽関連
自宅にいる時間が増えたことで、娯楽関連も需要が伸びています。主に次に挙げるような業種・モノが対象です。
- ゲーム業界
- 本屋、出版業界
- 動画配信、販売業界
- スポーツ用品
- レンタルDVD
- 園芸、ガーデニング関係
- キャンプ用品
- ペット関連
- 家庭用ミシン
ゲーム業界のなかでもゲームセンターは対象外であり、園芸・ガーデニング関係でも花屋は大きく収益減となっています。自宅を中心に人と接触しない状況で娯楽を楽しむ人が増えています。
テレワーク、通信教育、通信販売関連
従来の働き方を大きく変えるテレワークを導入する企業が増え、それに関連して次に挙げるようなモノの需要が伸びました。加えて、次に挙げるような通信販売関連も需要が伸びています。
- テレワークツール、ソフトウェア
- クラウド関連ツール、ソフトウェア
- ノートパソコン
- ディスプレイ
- Webカメラ
- タブレット
- ワーキングチェア
- パソコンリース
- 通信系の研修、トレーニング
- 通信教育
- ネットショップ
- 物流、配送
- ネット決済システム
- 置き配用ボックス
その他の業種・売れているモノ
その他にも需要が伸びている業種・モノとしては次のようなものが挙げられるでしょう。
- 医療系派遣
- 株、FXなどの投資関連
- ロボット業界
- VR、AR関連
- 社労士
- 駐車場シェア
- バイク
社労士は休業申請や助成金などの手続きで需要が伸びており、バイクは通勤・通学で電車やバスなどでの人との接触機会を減らす目的で需要が伸びています。
ここまでに紹介した業種やモノは、数カ月後には役に立たなくなる可能性も考えられます。そのため、アフターコロナに向けて引き続き好調をキープできるかどうかを見極める必要があるでしょう。