セブン&アイFood Systemsが展開するファミリーレストランチェーンのデニーズでは、2021年1月18日から店内空調機に対して、株式会社ブレスが提供する「空気の王様/AT254エアコンフィルター」を設置することを発表しました。人がマスクをするように、エアコンに対してもフィルターというマスクをすることで空気感染対策を強化することとしています。
今回は、デニーズで実施される感染対策の概要について見ていきましょう。
エアコンにマスク(フィルター)をつける効果
デニーズではすでに新型コロナウイルス感染防止のために様々な取り組みを実施しています。今回は目に見える形で対策を実施することとしており、デニーズの一部店舗でエアコンにマスクとしてフィルターを順次設置すると発表しました。
デニーズが利用するブレス社の「空気の王様」は、抗ウイルスや抗菌といった効果以外にも、次のような効果が期待できると考えられています。
- 防カビ
- PM2.5の付着したホコリや花粉などの有害汚染物質低減
- エアコン内部や室内の空気をクリーンに保つ防汚効果
- 消臭効果
- 省エネ、節電効果
エアコンにフィルターを設置することで電気使用量削減効果が期待でき、エアコン内部の大掛かりな清掃が不要になることによる従業員の負荷低減にもつながるとしています。
デニーズの設置店舗
デニーズでは以下の11店舗でテスト結果を検証しながら順次拡大していく計画です。さらに、先行して導入した祐天寺店・梅島店ではフィルター設置の次段階として、店内ドリンクバー・玄関・レジのビニールカーテン・メニューブック・トイレ・子供用の椅子などに「オールチタンAT254」を塗布するテストも併せて実施する予定としています。
- 祐天寺店
- 梅島店
- 世田谷公園店
- 三軒茶屋店
- 谷在家店
- 町屋駅前店
- 南阿佐ヶ谷店
- 高円寺駅前店
- 新宿中央公園店
- 西新宿店
- 二番町店
顧客の安全・安心を守る取り組みの重要性
新型コロナウイルスの流行によって、レストランや小売などの店舗は客足が遠のいています。遠のいた客足を取り戻すための取り組みの一つとして、顧客に安心・安全を提供することは喫緊の課題の一つと言えるでしょう。
昨今は、オフラインで提供していたサービスをオンライン化する取り組みもどんどん進みつつあります。しかし、店舗に対する客足を取り戻すためには、デニーズの取り組みのように目に見える形で安心・安全をアピールすることが重要になるのではないでしょうか。