2021年3月4日に、マルエツは法人向け無人店舗サービス「smart petit(スマートプチ)」の1号店をオープンしました。東京都内の企業のオフィス内にオープンしており、順次導入を拡大する予定です。今回は、マルエツが提供するスマートプチについて紹介します。
BtoEサービス「スマートプチ」とは
近年、従業員の福利厚生の一環として、オフィスに導入する無人店舗サービスが企業の従業員向けビジネス「BtoE(Business to Enployee)」の一つとして注目されています。コロナ禍で昼食時などの外出を控える人や、オフィスへ出勤する従業員に対する福利厚生として注目されているのです。
スマートプチでは導入企業の要望に応えて、次のような商品を用意します。
- 飲料
- お菓子
- 即席麺
- レンジアップ商品
- 冷凍食品
- 文具
- 生活消耗品
など
導入するオフィスのスペースに応じて100~500品目を用意可能です。加えて、事前予約の上で弁当の注文配達も行えます。スマートプチはオフィス以外でも工場やコールセンター、病院などへの展開を推進することで、100店舗への拡大を目指しています。
スマートプチのサービス概要
スマートプチのサービス概要は次の通りです。
- 営業時間:導入企業の状況に応じて設定
- 取扱商品:飲料、お菓子、即席食品、即席冷食、文具、生活消耗品など
- 取り扱い品目数:100~500品目程度
- メンテナンス:近隣店舗従業員が週2~3回程度、在庫確認・発注業務・商品補充などの作業を実施
- 決済:Scan&Go Ignicaによるキャッシュレス決済
Scan&Go Ignicaは、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが提供するスマート決済アプリであり、このサービスを利用することで無人店舗を実現しています。さらに、買い物をすることで「Tポイント」か「イグニカポイント」を獲得でき、マルエツカードと連携すれば「ときめきポイント」もたまります。
BtoEのスマートプチは新しい働き方を支えるものになり得る
BtoEは福利厚生を充実し、環境改善によって働きやすさが向上するなどのメリットが挙げられます。また、スマートプチの導入によって部署を越えた社内コミュニケーションの活性化も期待でき、新型コロナウイルスによって働き方が大きく変わる昨今において、新しい働き方を支えるものになり得ると言えるでしょう。
スマートプチのようなBtoEサービスが福利厚生として導入されることが一般的になる日も近いかもしれません。