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3Dアバターによるオンライン接客で4倍の販売結果/アドパックのバタラク

2020.08.24

新型コロナウイルスの影響により、店頭での接客方法にも大きな変化が訪れつつあります。従来は対面での接客が当たり前でしたが、3Dアバターを活用したオンライン接客が注目されていることをご存知でしょうか。

今回は、オンライン遠隔接客システムの「バタラク」の概要から、バタラクがもたらす効果がわかる事例、3Dアバターを活用するメリットについて紹介します。

株式会社アドパックのバタラクとは

株式会社アドパックは、売り場支援事業を軸にビジネスの好循環支援を展開する会社です。バタラクは同社のサービスの一つであり、3Dアバターを利用したオンライン遠隔接客を実現するためのシステムとなっています。

バタラクは見た目こそ3Dアバターですが、AI(人工知能)による自動応答ではありません。遠隔地から「人」が接客を行うためのインタフェースであり、文字や動画だけでなくコミュニケーション(対話)も可能な企業の人手不足ソリューションとしても活用できるシステムです。

大手総合スーパーの店頭にて約4倍の販売結果

そんなバタラクを北関東地区の大手総合スーパーでは、5月2日と5月3日の二日間店頭においてエバラ食品「黄金の味」の推奨販売に活用しました。実施当日は、エバラ食品のグループ会社の宣伝販売員が都内のスタジオから3Dアバターを遠隔操作することで実施しています。

バタラクを活用した店舗では、「黄金の味」シリーズが企画実施日を含む前年同週比で209%となり、新商品の「黄金の味 さわやか檸檬」は他店舗と比較して約4倍という販売結果となりました。

同店ではお子様を中心に3Dアバターを介して対話する様子が見られ、確実な販売結果を残しています。

3Dアバターを活用するメリット

3Dアバターを利用したコミュニケーションは、YouTubeで活躍するVTuberにも多く見られます。そのため、若年層ほど抵抗がなく受け入れられやすいのではないでしょうか。

3Dアバターを活用することで副業として活動したい方や、働きたくても働けない状況にある方など、これまで活用できなかった人材の活用が可能となります。また、遠隔地から接客が行えるため、店頭に人を派遣せずとも消費者と対話することができ、働き方の多様化にも対応可能です。

新型コロナウイルスの影響による非接触ニーズの高まりへのマッチや、柔軟な働き方を実現できるため、人手不足解消の手段としても注目されており、今後の接客におけるスタンダードの一つとして普及することになるかもしれません。

〈参照〉【オンライン遠隔接客】アドパックの「バタラク」を活用! 3Dアバターが店頭でエバラ食品「黄金の味」シリーズを推奨販売/@press

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