フードデリバリーサービスはコロナ禍で需要が一気に増しました。多くの人が一度はデリバリーサービスを利用したことがあるでしょう。そんななか、コンビニ大手のローソンは山口県の店舗にUber Eatsを9月30日に初導入しました。
デリバリーサービスを拡大するローソンと併せて、コンビニ大手の対応状況も見ていきましょう。
山口県の店舗にUber Eatsを初導入するローソン
ローソンは山口県下関市の「ローソン下関新地町店」で、Uber Eatsによるデリバリーサービスを開始しました。ローソンでUber Eatsを取り扱う店舗は9月30日時点で33都道府県、2,165店舗になる予定です。
山口県では初導入となり、弁当やおにぎり、フライドフーズ、デザート、ベーカリー、冷凍食品、飲料、酒類、日用品、雑誌など約500品目が対象となります。
大手3社のなかでもローソンは進んでいる
コンビニ大手のローソン、ファミリーマート、セブンイレブンの3社は、それぞれデリバリーサービスを展開しています。しかし、そのなかでもローソンは対応範囲が広く、一歩進んでいるといえるでしょう。ファミリーマートはmenuを利用し、セブンイレブンは自社アプリを利用してデリバリーサービスを展開していますが、ローソンはフードデリバリーサービスのなかでも最大手であるUber Eatsを利用していることが要因の一つと考えられます。
ローソンのデリバリーサービスは、コンビニ商品を自宅まで届けるラストワンマイルの取り組みとして2019年8月から開始しています。今後も対応範囲は広がる予定であり、コンビニはより便利になることでしょう。
自宅ですべてが完結する世の中へ
インターネットが普及したことでECも普及し、自宅にいながら買い物ができる環境は一般的になりました。そんななかで、新型コロナウイルスの流行によってフードデリバリーは需要が増し、対応する企業・店舗が一気に増えました。
従来のECでは食品のデリバリーに対応していても「料理」の対応は難しいものでしたが、Uber Eatsなどのサービスが登場したことで「自宅にいながら買い物」の新しい形を実現しています。
アフターコロナでもこの流れは続くものと見られ、新たなサービスが登場することで買い物体験は新しくなっていくでしょう。自宅ですべての買い物が完結する世の中へと進んでいます。