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大きく変わるネット広告-TikTokを運営するバイトダンス社のショートムービー

広報部

2021.11.18

近年、InstagramやTwitter、YouTubeなどを超えて利用され始めているTikTok。そんなTikTokを運営するバイトダンス社をご存知でしょうか。中国の2021年上半期におけるネット広告の市場シェアは、バイトダンス社が45.7%を占めておりその存在感が増しています。

今回は、中国のネット広告の現状からバイトダンス社が手掛けるネット広告の手法について見ていきましょう。

ショートムービーは中国のネット広告収入のトップ

中国ではネット広告の主戦場が完全にシフトしたと見られています。メディア別のネット広告の種類としては、検索広告、ニュースメディア、SNS、OTV(Online TV)、ショートムービーなどが存在します。

中国のQuestMobileが公表した「2021ネット広告市場半年大報告」によれば、上記のネット広告収入トップ5でショートムービーが断トツの結果となりました。

1位:ショートムービー(503.7億元)

2位:ニュース(255.4億元)

3位:SNS(184.2億元)

4位:OTV(142.9億元)

5位:検索広告(95.0億元)

そして、2021年上半期広告収入シェアランキングでは、バイトダンス社が運営するショートムービーメディア「ドウイン」が29.2%、ニュースキュレーションメディア「今日頭条」が16.5%となり、合計すると45.7%も占めています。

まるで素人が作ったような広告に隠された実態

中国版TikTokのドウインで流されるショートムービー広告は、テレビCMのように高級感のある画面づくりや演出がされているCMはほとんどありません。まるで素人が手持ちのスマートフォンでその場で撮影したかのような広告であり、一般的な広告とは一線を画す点が特徴です。

これらの広告は、映像広告というよりも大昔に店頭で呼び込みや実演が行われていた様子を映像化した間隔に近いと言われています。しかし、その実態はネット広告の変化に合わせて最適化されたものであり、圧倒的なコンバージョン率を誇ります。

ネット広告にもたらされた3つの変化

バイトダンス社は「AIレコメンドシステム」と「ショートムービー」を発明しました。TikTokやドウインはこれらの発明を活かしたサービスであり、その結果ネット広告には次の3つの変化がもたらされています。

・アウトストリーム広告からインストリーム広告へのシフト

・広告内容の原点回帰

・AIDMA消費プロセスからの脱却

この3つの変化は、今後TikTokやドウインが大きくなるほどネット広告における標準となるでしょう。これらの変化に対応した結果、ショートムービー広告はまるで素人が作ったような広告に最適化されたのです。

今後、ネット広告に関する状況はTikTokやドウインの状況に大きく左右されると予想されます。

〈参考〉https://www.sbbit.jp/article/cont1/71466?page=2

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