TREND NEWS

流通・小売業の最新情報を発信しています

地域DX実現に向け、東大阪市と民間3社が協定-地域通貨導入によるキャッシュレス化実現へ

広報部

2021.12.15

2021年11月10日に、東大阪市は民間3社とパートナーシップ協定を締結しました。この協定は東大阪市の地域DXによる市民サービスの向上と地域活性化の推進を目的としたものです。

今回は東大阪市が進める地域DXについて見ていきましょう。

東大阪市と民間3社による4社間のパートナーシップ協定を締結

東大阪市とパートナーシップを協定した3社は、POS関連事業などを手掛けるユニエイム、JFLのサッカークラフF.C.大阪、後払い決済サービス「ペイディ」を運営するPaidyの3社です。

これらの企業は、大阪府と府内43市町村が参画するオール大阪の公民連携プラットフォーム「OSAKA MEIKAN」が主催するプロジェクト「OSAKA MEIKAN GROWTH DRIVE」で、「東大阪まちごとスタジアム構想」をテーマに提案を発表した企業です。

大阪府、市、民間企業が共同で公民連携を進める今回の取り組みは、初めての取り組みとなります。

情報サイトを中心に地域通貨の導入、キャッシュレス化の実現を目指す

12月1日には、ユニエイムが開発した情報サイト「まちスタ」がリリースされました。

まちスタでは、市政情報や地域の施設、店舗情報などを集約する予定です。また、コロナ禍で困窮する地域店舗の販売チャネル拡張を目的とした、モバイルオーダーサービスも搭載します。最終的にはまちスタのプラットフォームを活用した地域通貨の導入を目指しており、キャッシュレス化の実現に向けて運用していく予定です。

公民一体となり地域DXを推進

東大阪市の野田義和市長は「東大阪市は定住人口が50万を少し切るぐらいで昼間人口のほうが多く、この街だけで経済が動くはず。地域通貨は4,5年前からなんとかできないかと思っている。東大阪にはいい店、素晴らしい場所があるのでしっかり情報発信し、さらにスポーツと地域活性化をキーワードにうまくまとまったので、これからしっかりと動かしていきたい」とコメントしました。

民間3社も地域の活性化、市民に寄り添ったキャッシュレス社会、デジタル社会の実現を目指しており、地域DXの推進に注力することとしています。

公民一体となった今回の東大阪市の取り組みは、今後さまざまな自治体における地域DXの推進におけるモデルケースとなるでしょう。

〈参照〉東大阪市の地域DXに向けたパートナーシップ協定について

PAGE TOP