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高島屋が100億円のグリーンボンドを発行-日本橋三丁目スクエアの開発へ適用予定

広報部

2021.12.22

2021年11月26日に、高島屋は高島屋グループグリーンボンドを発行することを発表しました。ESG経営のための施策であり、高島屋が発行する国内無担保社債のうちの一つです。ESG経営の推進により、社会課題解決と事業成長の両立を目指し「すべての人々が21世紀の豊かさを実感できる社会の実現」に貢献するための取り組みの一つとなっています。

グリーンボンドとは

そもそもグリーンボンドとは、企業や地方自治体などが国内外のグリーンプロジェクトに要する資金を調達するために発行する債権です。グリーンプロジェクトは地球温暖化をはじめとする環境問題の解決に貢献する事業であり、SDGsの普及によって注目を集めています。

高島屋グループグリーンボンドの概要

高島屋グループグリーンボンドは、発行年限5年で100億円の国内無担保社債です。三菱UFJモルガ・スタンレー証券と野村證券が主幹事会社として12月に発行されます。

高島屋では年限の異なる2本立ての国内無担保社債の発行を予定しており、そのうちの一つが高島屋グループグリーンボンドです。本社債を発行する目的としては、債権投資家・ステークホルダーに向けて高島屋グループのESG経営の取り組みを発信し、建設的な対話を行うことによる持続可能な社会実現に向けた取り組みを進めるためとしています。

調達資金は日本橋三丁目スクエアの開発に適用

高島屋グループグリーンボンドで調達された資金は、2021年12月末の竣工を予定する「日本橋三丁目スクエア」に適用される予定です。

日本橋三丁目スクエアは日本橋高島屋S.Cに隣接し、環境負荷の少ない施設設計でBCPにも配慮してオフィスワーカーに快適・安全に働き続けることができる環境を提供します。当ビルはZEB Oriented認証を都内賃貸オフィスビルで初めて取得し、再生可能エネルギー由来の電力100%で運用するなど、環境負荷低減性の確保を基本としています。

日本橋三丁目スクエアは、高島屋の子会社である東神開発によって開発される初のオフィスビルです。高島屋が実施するまちづくりの総合戦略において重要な位置を占める開発とされており、「街のアンカー」としての役割を担います。

持続可能な開発目標SDGsへの注目が集まるなか、高島屋の取り組みは今後の企業のあり方を示す重要なものになるでしょう。

〈参考〉高島屋/ESG経営推進で100億円のグリーンボンド発行

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