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実店舗でのデータ活用を推進-パナソニックのIoTカメラ活用プラットフォーム

広報部

2021.04.30

ECでは売上・在庫・顧客データなどの運営に関わるデータを統合して可視化できます。近年、実店舗においてもこれらの情報をデータ化して店舗運営に活かす動きが活発になってきています。顧客情報を取得・活用するためにネットワークカメラを利用する事例もありますが、今回はパナソニックのIoTカメラ活用プラットフォーム「来客分析サービス」について見ていきましょう。

実店舗でもデータ活用が求められている

流通業のDXが進んでいることで、小売店などの実店舗におけるデータ統合による事業状況を可視化する動きが加速しています。加えて、画像データをマーケティングに活かす事例も増えており、実店舗でもあらゆる情報をデータ化して活用することが求められているのです。

画像データを活用する場合、従来は万引きなどの犯罪防止に利用されてきたネットワークカメラが利用されることがあります。しかし、ネットワークカメラの場合は設備投資コストや台数が増えるごとに増す設置・保守コストの問題、リアルな画像データを保有するために個人情報の取り扱いの問題がありました。

そこで注目され始めているものが「IoTカメラ」です。

IoTカメラとネットワークカメラの違い

IoTカメラもネットワークカメラと同じくネットワークを通じて画像データを送信できますが、最大の違いは画像データを処理する場所にあります。

ネットワークカメラの場合は生の画像データをそのままクラウドなどに送信することになります。対して、IoTカメラはカメラ側で処理が行えるため、必要なデータのみを送信することが可能なのです。

例えば、IoTカメラ側で画像を解析して意味のあるデータのみを収集したり、顔認識技術などで取得した顧客データの個人情報を含まないメタデータのみを送信したりできます。個人情報の取扱いに関するメリットだけでなく、メタデータを送信することで通信量を抑えて新たな広帯域ネットワークの設置が不要になるメリットも挙げられます。

その他にも、IoTカメラは遠隔地から保守やアップデートが可能であり、IoTカメラの導入だけで実店舗におけるデータ活用基盤を構築することが可能です。

パナソニックの「来客分析サービス」でできること

パナソニックではIoTカメラプラットフォームを用いた「来客分析サービス」を提供しています。来客分析サービスでは、来店客数や男女・年齢などの属性、顧客の滞在時間などの店内行動を容易に把握可能です。

ECでは当たり前の機能と言えますが、実店舗においても同等の環境を実現できます。近年では小売店におけるマーケティング分析だけでなく、介護・看護分野・向上・事務所の入退室管理・建設現場での動線管理などの幅広い分野で使用できます。

このように、IoTカメラの活用はさまざまな分野で導入が進められているのです。

〈参照〉ECの当たり前をリアル店舗でも実現するパナソニックの「来客分析サービス」とは?/DIAMOND Chain Store

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