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ビジネスアナリストとは?アサヒグループHDが育成するビジネスとデータ分析をつなぐ人材

広報部

2021.06.16

2021年4月28日にアサヒグループHDは、ビジネスにデータ分析を活用するための人材である「ビジネスアナリスト」の育成を開始したことを発表しました。高度化する情報社会において、ビジネスにデータ分析結果を活用することは必須となりつつあり、ビジネスアナリストの存在も重要性が高まることが予想されます。

今回は、アサヒグループHDが育成を予定しているビジネスアナリストについて見ていきましょう。

年内に250人程度の育成を予定しているビジネスアナリスト

アサヒグループHDは2021年に250人程度のビジネスアナリストの育成を計画しています。ビジネスアナリストはビジネス上の要件とデータ分析を橋渡しし、適切なデータ分析の実行とその成果の反映を支える人材です。

アサヒグループは経営理念の「Asahi Group Philosophy」に基づいて「Value Creation(新価値創造取組)(VC)」を推進しており、DXをその角に位置づけて統合分析基盤を整備してきました。そのなかで、データを活用しビジネス変革につなげられる人材の育成がグループのVC推進の要になる、と考えられています。

データサイエンティストなどの高度な専門知見を要するデータ活用領域は外部のプロフェッショナル企業からの支援を想定しており、アサヒグループHDとして育成に注力すべきは「ビジネスアナリスト」と定義していると語られました。

ビジネスアナリストの役割、位置づけ

アサヒグループHDではビジネスアナリストを次のように位置づけています。

事業会社が抱える課題を深く理解した上で、分析仮説を立案。目的に合わせてデータサイエンティストやデータエンジニアと会話する事業担当と分析者の“つなぎ”の役割を果たす人材

ビジネスを次のステージへと押し上げるためにもデータ活用は欠かせませんが、分析結果を事業内容と深く結びつける必要があります。その際に、データ分析・活用のスペシャリストと事業担当者の間に立ち、スムーズにやり取りを行うための人材こそがビジネスアナリストと言えるでしょう。

高度化する情報社会において必須の人材となる可能性

2000年以降、インターネットを始めとするITの発達によってビジネスの現場も大きく様変わりしてきました。情報社会と言われるようになって久しい昨今ですが、年々新しい技術が登場しどんどん高度化が進んでいます。

高度化・複雑化する情報社会において、すべての分野に精通する人材の育成や確保は難しいと言えるでしょう。それぞれの分野のスペシャリストと協力しながらビジネスを行う必要があり、ビジネスアナリストのような橋渡し役となる人材は、今後必須となると予想されます。

〈参照〉アサヒグループHD、ビジネスとデータ分析つなぐビジネスアナリストの育成を推進/デジタルクロス

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