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SNSを活用したブランドの確立、身近な体験づくりが鍵

広報部

2021.06.30

いまやSNSは単なるコミュニケーションツールの枠を超え、ビジネスツールとしても有用性が周知の事実となりつつあります。飲食店や企業がSNSアカウントを通じて発信する内容だけでなく、ユーザー同士の体験のシェアがブランドの確立につながっているのです。その鍵となるものは「身近な体験づくり」にあるといえるでしょう。

今回は、店舗や企業がSNSを活用するメリットなどについて見ていきましょう。

個々の体験をシェアする時代

新型コロナウイルスの影響でオンライン上での企業活動はより重要なものになりました。例えば、飲食店では従来店舗に直接来店しなければそれぞれのブランドに触れる事ができませんでしたが、近年ではSNSを通じてブランドの確立が行われています。

代々木上原にあるミシュラン一つ星のフレンチ店「sio」では、noteで「#おうちでsio」シリーズとして料理のレシピを公開。ユーザーはこのレシピを通じてやデリバリーなどを通じてブランドに触れることができます。そして、その体験を個々のユーザーがSNS上でシェアし、さらなるブランドの周知が目指せるのです。

現代はユーザーにとって身近なアクセスポイントは多く、そのうちの一つとしてSNSが挙げられます。

SNSを通じてブランドのファンが増える

いまやSNSと一言で言ってもTwitter・Instagram・YouTube・TikTokなど、さまざまな種類が存在しており、多くの人がSNSに費やす時間も多くなっていると言えるでしょう。

普段何気なく見ているSNS上で話題となっている店舗や商品があれば、ユーザーは興味を持つため新規顧客の獲得にもつながります。また、飲食店を探す際や気になる商品についてSNSで調べるユーザーも増えており、SNSを上手に活用できればブランドのファンを増やすことも可能なのです。

まずは店舗・企業SNSアカウントから情報発信を行う

ユーザーは個々の体験をシェアする時代であるため、半自動的にブランドのファンを増やすことはできるかもしれません。しかし、コロナ禍においては新規顧客の獲得が難しくなっています。

そのため、まずは店舗・企業のSNSアカウントから少しずつでも情報発信をしていくことから始めると良いでしょう。飲食店などであれば、最新の営業時間を発信するだけでも効果があります。実際に店舗に訪れた際に「開いてなかった」という体験がシェアされないようにする目的です。

その他にも、イチオシのメニューを載せておくことでSNS好きのユーザーはそれを参考に写真を撮って体験を拡散してくれます。店舗・企業が積極的にSNSを活用し、新規顧客の獲得やブランドのファンを増やすことはもはや一般的になりつつあるといえるでしょう。

〈参照〉SNS上の「身近な体験づくり」が次の消費を生む。現代のブランド“愛着”論/Agenda note

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