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unerryとカインズが資本業務提携-AI活用による顧客体験価値向上を目指す

広報部

2021.07.07

2021年5月26日に株式会社unerryと株式会社カインズが資本業務提携契約を締結したことが発表されました。両社はこれまでもデータ活用支援などを通して連携を行っていましたが、連携を強化して顧客体験価値の向上を目指すこととしています。

今回は、unerryとカインズの業務提携について深堀りしていきます。

株式会社unerryとは?

株式会社unerryは「実社会をデータ化し新たな社会の『うねり』をつくる」をキーワードに、リアル行動ビッグデータのAI解析や、独自IoTセンサーデータなどの解析によって実社会の人々の行動・場所の人流をデータ化する会社です。

これらの技術を活用し、リテール実店舗内の店内外の消費者行動を網羅的に捉えてAI解析できる他、解析データと連動した店舗集客や回遊促進、商品促進、リアルタイム混雑度評価などのリテールDXサービスを展開しています。

両社の業務提携で実現すること

unerryは以前からカインズのデータ活用支援を行ってきました。今回の業務提携によって連携を強化し、顧客の暮らしの質向上に関するデータ集積と体験価値向上につながるデータ活用を一層推進する、とコメント。

カインズでは2018年から「カインズデザイン展」という取り組みを実施しており、商品パッケージを暮らしのシーンに調和するデザインにしたりすることで新たな顧客開拓を狙い、その結果がどうであったかといったテストマーケティングも行っています。

このような顧客の購買データやライフスタイルなどを分析し、有効性を高めていくためのデータビジネスの専門チームとして、unerryは業務提携という形で参画することとなっています。

unerry×カインズの今後

unerryは、リアル行動データプラットフォームをベースとしたリテール業界向けのOMOコミュニケーションサービスを展開しています。近年はプラットフォームの成長に伴い、スマートシティやSociety5.0に向けたまちづくりなどにも応用されるようになり、さまざまなデータ活用実績を積み上げてきたとのこと。

unerryの内山代表取締役CEOは、「よりよい消費者体験を創るOMOコミュニケーションサービスの展開とデータビジネスに向けた事業成長を実現するとともに、カインズ様との活動を通じて、地域発展に貢献してまいりたいと思います。」とコメントしています。

〈参照〉unerry、カインズと資本業務提携/unerry

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