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オンラインでの顧客コミュニケーションを通して新たなニーズを探る-そごう・西武の「マニア区」

広報部

2021.08.11

株式会社そごう・西武は、7月16日にオンライン上での顧客コミュニケーションを目的としたファンコミュニティサイト「マニア区」を9月下旬に立ち上げることを発表しました。マニア区では、趣味や関心事を切り口とし、コミュニケーションを取ることで多様化する顧客の趣味嗜好に沿った新たなニーズを探ることとしています。

今回は、そごう・西武が取り組むマニア区の概要について見ていきましょう。

ファンコミュニティサイト「マニア区」の概要

ファンコミュニティサイトのマニア区では、顧客参加型のサイト運営を通じて「好き」「興味がある」といった関心事に焦点を当てた顧客セグメントによる新しい関係の構築を目指しています。

マニア区の利用料・年会費は無料となっており、顧客自らが投稿して顧客同士でもコミュニケーションが取れるようになる予定です。「日本酒マニア」や「カスタード好き」など趣味や関心事によるWebコミュニティを形成し、画像・使用感・豆知識などの投稿を募って参加者の相互コミュニケーションによるファンクラブ化を促進。

そごう・西武の社員もファシリテーターとして参加し、おすすめの商品やサービスの情報発信を行います。

ファンコミュニティサイトを立ち上げる目的

近年、個人の趣味嗜好は多様化しており、従来型の年齢や性別、過去の購買履歴からニーズを予測するマーケティング手法の効果が薄れていると言われています。

SNSをマーケティングに活用する企業も多い中、顧客ニーズをより的確に捉えるためには今まで以上に顧客とのコミュニケーションが重要となってきているのです。

ファンコミュニティ運営を通じてより深く実態に即したマーケティングデータの収集が可能となります。そごう・西武はこのデータを今後の商品開発や品揃え、コミュニティ上で好評だった企画を店舗で実施するなどの活動に活かす予定です。

隠れたニーズを掘り起こし、新たなジャンルを探る

そごう・西武では若手従業員自らが個人的に深く興味を持つジャンルの商品を期間限定で、店頭ポップアップショップ「SHOPやろうぜ」として展開しています。今回実施するマニア区で得られたマーケティングデータは、「Web版SHOPやろうぜ」にも活用する予定です。

顧客の趣味嗜好が多様化したことで従来どおりのマーケティングでは最適な対応が難しくなりました。しかし、オンラインを通じて顧客とコミュニケーションをとることは簡単になってきており、深く顧客を理解することもできるようになっています。

多くの情報があふれる現代では、顧客一人ひとりに合わせた情報の発信が欠かせません。そごう・西武のマニア区は、隠れたニーズを掘り起こし、EC展開する上での新たなジャンルを探るための手段として今後の動向に注目です。

〈参照〉そごう・西武/ファンコミュニティサイト「マニア区」開始/流通ニュース

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