三越伊勢丹は7月21日に、同社が提供するVRを活用したスマートフォン向けアプリ「REV WORLDS」の機能とコンテンツを拡大することを発表しました。仮想空間を通じて買い物体験を提供するREV WORLDSは3月からサービスが開始しており、今後もさらにコンテンツや機能の拡大が期待できます。
今回は、7月末に新たに追加されたコンテンツや機能について紹介します。
「REV WORLDS」とは?
REV WORLDSは、営業時間・場所・商圏にとらわれないオンラインの利便性をVRで体験できるスマートフォンアプリです。
ユーザーはアバターを操作し、伊勢丹新宿本店や新宿東口の一部エリアで仮想空間での買い物が楽しめます。仮想空間内で気に入った商品があれば、アプリ上でクリックすることで三越伊勢丹のオンラインストアへ遷移し、実際に商品を購入できます。
REV WORLDSではアバターやチャット機能によって、利用者同士のコミュニケーションも可能です。アバターの姿でCG化した仮想新宿の街が楽しめ、今後は仮想空間内のサイネージでアプリ内のイベント情報や商品情報を投影する予定となっています。
仮想空間エリアの拡大、貸し切り機能・アバター着せ替え機能の追加
7月21日のアップデートにより、新宿東口の一部エリアが拡張され、新宿アルタ前広場が新設されました。また、アバターは男性・女性合わせて32種類の着せかえアイテムが用意され、お辞儀など3種のエモートも追加されています。
加えて、7月31日には特定のユーザーとのみREV WORLDSを利用する貸し切り機能「誰かと」が追加されました。この機能では招待したフレンドとだけREV WORLDSを楽しむことができ、自分たちだけの仮想新宿を貸し切ることができます。
期間限定でディズニープリンセスをテーマにした販売エリアも登場
さらに、今回のアップデートでディズニープリンセスをテーマにした商品販売エリアが期間限定で登場しています。
仮想伊勢丹新宿店1階の「The STAGE」がディズニープリンセス仕様になっており、プリンセスのドレスをはじめとした約80点の商品が展示。一部の商品はアプリ上でクリックすることでディズニー公式オンラインストア「shopDisney」へ遷移して商品を購入することが可能です。
展示されている商品の一例としては、「美女と野獣」をモチーフとした薔薇のネックレスや、マレーシア王室御用達ブランドによるプレミアムなディズニーオルゴールなどが挙げられます。