2021年4月22日に岩手県の道の駅「たのはた」がリニューアルオープンしました。「泊まれる道の駅」として簡易宿泊施設などが設けられており、道の駅の新しい利用方法として注目されています。また、オンラインでも積極的に情報を発信している点にも注目です。
今回は、道の駅たのはたの取り組みについて見ていきましょう。
国道45号沿いに移転リニューアルしてオープン
道の駅たのはたは、三陸湾岸道路の整備に伴って4月22日に移転リニューアルオープンしました。国道45号沿いで整備が進められ、直産店舗やレストラン、観光ゲートウェイとしての役割を担う情報提供施設などが設けられています。
所在地は岩手県下閉郡田野畑村菅窪151-6で総面積9,220平方メートル、駐車場71台にトイレ23器、休憩スペースや授乳室、加工体験室などもあり、国と村の一体型として整備されました。
泊まれる道の駅として簡易宿泊施設などが設けられている
道の駅たのはたは「泊まれる道の駅」として簡易宿泊施設の「生きがいの館」や車中泊専用駐車場、屋外調理場なども設けられています。車中泊専用駐車場は三陸沿岸部の自然を満喫する車での旅行者のために設けられ、予約を取ればサイドタープやテーブルを広げることも可能です。
料金は1回あたり1,000円(電気を使用する場合は追加で1,000円)、火器の使用も可能であるため簡易的なキャンプにも利用できます。
オンラインとも連携して情報を発信
道の駅たのはたは専用のWebサイト「道の駅たのはた 思惟の風」が公開されており、施設案内や観光周辺情報だけでなく、ブログも随時更新されています。
ブログの記事は田野畑グルメやオートキャンプ場、おすすめの観光スポットなどについて記載されており、観光の際の情報源として利用可能です。また、オンラインショップも同Webサイトから利用でき、道の駅のオンライン連携を実現。
Twitterや公式LINEなども利用して情報を発信しており、道の駅としてオンラインとオフラインを上手に融合できているといえるでしょう。新型コロナウイルスの影響で従来どおりの外出が難しい今、オンラインとの連携の重要性が見て取れます。
〈参照〉道の駅「たのはた」が岩手県内・国道45号沿いに4月22日開業。簡易宿泊所や車中泊スペースも設置/トラベルWatch