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レシピを再現して配達、TikTokの新サービス「TikTok Kitchen」

広報部

2022.01.26

人気の動画共有サービスであるTikTokは、同サービス上で話題になったレシピを再現して配達する新サービス「TikTok Kitchen」をアメリカで2022年に立ち上げることを発表しました。コロナ禍で加速するフードデリバリーサービスに、新たな風が吹くことになるでしょう。今回は、TikTok Kitchenの概要を紹介します。

TikTokで話題のレシピがデリバリーに対応

TikTokは現地時間の2021年12月17日に、ゴーストキッチンプラットフォームのVirtual Dining Conceptsと提携し、2022年に新サービスであるTikTok Kitchenを立ち上げることを発表しました。

レストランのオーナーはTikTok Kitchenに参加することで、TikTokでクリエイターが紹介して話題になったレシピを公式として再現し、デリバリーメニューとして販売できます。

TikTokを閲覧するなかで、「食べてみたい」と思ったレシピがそのまま届けられる仕組みであり、今後の発展が注目されます。

TikTok Kitchenの仕組み

TikTok Kitchenの参加レストランには、TikTokがレシピや専用パッケージを提供することとなっています。また、TikTok上の流行の移り変わりは激しいため、メニューは四半期ごとに更新する予定です。

さらに、TikTok Kitchenについて最初に報じたアメリカのBloomberg社によれば、レシピを公開したクリエイターにも売上の一部が還元されるとのこと。

クリエイターも新しい取り組みの一つとしてレシピを積極的に公開する流れも想定され、TikTok上の新たなコンテンツの流行が変わる可能性があります。

大きな変化を見せるフードデリバリーの世界

新型コロナウイルスの流行を期に、フードデリバリーの業界は大きく様変わりしました。

従来はピザなどの特定の商品しかデリバリーには対応していませんでしたが、昨今はさまざまな商品が対応しており、消費者にも選択の幅広がっています。コロナ禍でデリバリーを利用する頻度も増え、もはや生活の一部としてフードデリバリーは浸透しているといえるでしょう。

そんななかで、TikTok Kitchenの存在はさらにフードデリバリーを身近にするものであり、さらなるフードデリバリーの世界を変化させる可能性を秘めています。今後はTikTokだけでなく、あらゆるSNSで同様のサービスが登場するかもしれません。

〈参照〉TikTokで話題のレシピを再現して配達する「TikTok Kitchen」、米国で開始

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