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フレキシブルに出現・稼働する自動倉庫「CUEBUS」の実証実験が東京駅で実施される

広報部

2022.04.08

さまざまな業務の自動化は多くの企業にとって課題の一つとなっています。技術の進化に伴い、業務の効率化は欠かせないものとなりました。近年注目される技術の一つに「ロボットの活用」が挙げられますが、今回は「次世代ロボット倉庫」を実現する「CUEBUS」について紹介します。

CUEBUSとは

CUEBUSはCuebus株式会社が展開するリニアモーターで自立搬送する次世代ロボット倉庫です。スペースの高効率化及びさまざまな倉庫機能の自動化オペレーションを実現します。

CUEBUSは格子状のユニット構造に隙間なくアイテムを敷き詰め、高密度に収集することで高効率化を実現するものです。データ入力するだけで欲しいアイテムが自動的に運搬されるため、オペレーションの簡素化が期待できます。

シンプルな部材・構造であるため、設置の際に大規模な工事が不要である点が特徴です。旅客ニーズの変化に合わせたフレキシブルな運用が期待できるとのこと。

東京駅で行われた実証実験の内容

3月15日に、東京駅でCUEBUSを用いた実証実験が実施されることが発表されました。17種類の土産品を取り扱う11.25平米の自動倉庫を構築し、収容量を向上させるための必要なスペックや適切な運搬スピード、入荷からピッキング・出荷までのオペレーションの自動化が検証されています。

3月16日から27日にかけては、東京駅の手荷物預かり所内の一区画にCUEBUSを設置して実証実験が行われました。こちらでは、預かり入れから整理・取り出しまでのオペレーションの自動化も検証されています。

進むロボットの活用

多くの企業でAI(人工知能)を活用した業務効率化の取り組みが進んでいます。AIはソフトウェア的な自動化が実現できますが、ハードウェア的な自動化の実現のためにはロボットの活用が欠かせません。

CUEBUSのような倉庫業務の自動化や、工場業務の自動化ではロボットによる自動化の取り組みが進み始めています。そのほかにも、配送にロボットを活用する取り組みも進んでおり、ロボットが人間の代わりに仕事をする未来はそう遠くないものとなっています。

現在では実証実験にとどまっている例が多く見られますが、今後ロボットの活用が進むことで私たちの生活や働き方は大きく変わることでしょう。

〈参照〉東京駅で「次世代ロボット倉庫」の実証実験、オペレーションの自動化検証/TECHT +

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