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PayPayを利用してBOPISが可能に「PayPayピックアップ」とは

広報部

2020.06.03

スマホ決済サービスのPayPayがモバイルオーダーサービスの提供を開始します。そのサービスは「PayPayピックアップ」として、6月以降に開始される予定です。

5月1日から加盟店を対象に申込受付を開始しており、新たなモバイルオーダーの手段として注目されています。

今回は、PayPayピックアップの概要とあわせて、近年注目されているモバイルオーダー・BOPISについて解説します。

PayPayピックアップでできること

PayPayピックアップは、アプリ内で注文した商品を実店舗で受け取れる事前注文サービスです。店頭持ち帰り商品を提供する店舗と、テイクアウトを利用する消費者を対象としています。

この仕組みはモバイルオーダーであり、BOPISの考えに沿って作られているもの。コロナ危機のいま、人との接触に敏感になっている消費者にとって、BOPISは新たな購買手段として必要とされているといえるでしょう。

オンラインで注文できるため、店頭での接触リスクを最小限に抑えられます。また、店舗側としてもアプリを通じて注文を受け取るため、注文者が現れないことでの代金未回収リスクを回避できると、サービス提供者側(PayPay)でも語られています。

PayPayピックアップを利用できる店舗は、PayPayに加入している店舗が対象です。所定の審査に通過する必要はあるのものの、PayPay加入店には嬉しいサービスと言えるのではないでしょうか。

モバイルオーダー、BOPISは今後の主流となる

モバイルオーダーはBOPIS(Buy Online Pickup in Store)の一種ですが、オンラインで注文して店舗で商品を受け取るサービスのことです。

モバイルオーダーをすでに導入している企業はいくつか存在しており、牛丼チェーンの「吉野家」やコーヒーチェーンの「スターバックス」がその一例です。吉野家ではコロナ騒動が活発化していた2020年3月時点でも、既存店売上高は減少しなかったとのこと。今回のコロナ騒動でモバイルオーダーを活用する消費者の割合は増えたことでしょう。

いまや日本国民の7割以上がスマートフォンを保有しており、モバイルオーダーは利便性も高く今後の主流になると考えられます。

BOPISはリアルとオンラインを融合させた一つの形として注目されています。飲食店だけでなく、小売店やサービス業などのあらゆる業種で、モバイルオーダー・BOPISは新たな購買手段として、普及していくことでしょう。

〈参照〉平成30年版情報通信白書(総務省)
〈参照〉モバイルオーダー市場にPayPay参入。「PayPayピックアップ」6月以降に開始/engadget

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