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D2Cに最適な媒体は自社ランディングページ、その3つの理由とは

2021.09.29

D2Cは、初回申し込みをきっかけとして一人の顧客により長く・より多く買ってもらうことで、利益を最大化する中長期のビジネスモデルです。D2CをAmazonや楽天市場などのECモールに出店して実施している企業も多く存在しますが、D2Cは自社ランディングページを駆使することがおすすめされています。

今回は、D2Cをモールよりも自社ランディングページで行なうべき3つの理由について、売れるネット広告社の加藤公一レオ氏の意見をもとに解説します。

理由1:モールよりも高い値段で販売できる

ECモールを利用する最大のメリットは集客力が高いことです。その反面、価格競争などが激しくなり、商品が売れていても売上の割に儲かっていないという企業も多いとされています。加えて、ECモールを利用する際にはポイントやクーポンの大盤振る舞いも必要になることもあり、価格競争からは逃れられません。

ここで大きな問題となることは「安くしないと売れない」と思い込み、値段を下げることばかり考えてしまうことです。自社ランディングページを利用する場合は、情報という付加価値を提供することでモールよりも高い値段で売れます。

実際に売れる広告ネット社のクライアントでは、自社ランディングページを利用することで利益率が4倍近くにもなった食品会社の例もあります。

理由2:CRMが自由で販促活動しやすい

CRM(顧客関係管理)は、販促活動を行なう上で非常に重要です。しかし、モールを利用している場合は自社の顧客である前にAmazonや楽天市場などのモールの顧客となってしまいます。そうすると、自由に販促活動が行えず、決められたルール内でしか顧客とコミュニケーションが取れません。

D2Cは一人の顧客により長く・より多く買ってもらうことで利益を最大化するビジネスモデルであるため、アップセルやクロスセルなどのLTVを最大化する施策ができなければ、利益の最大化は難しくなります。

理由3:定期購入を促しやすい仕組みを作りやすい

モールと自社ランディングページでは、商品の売り方に大きな違いがあります。モールでは定期販売よりも単発販売が中心となり、自社ランディングページでは定期販売が中心となります。

D2Cの考え方に即しているのは定期販売であり、自社ランディングページの場合は定期購入を促しやすい「ツーステップマーケティング」という仕組みが作りやすい点が大きなメリットです。もちろん、モールでも定期販売は可能ですが、この仕組みを作れるかどうかが大きな違いといえるでしょう。

〈参照〉ECモールより、自社ランディングページを駆使して商品を売るべき「3つの理由」/Agenda note

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