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今知るべきDX時代に欠かせない5つのビジネスモデル

広報部

2021.05.07

さまざまな業種でDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進められており、従来のビジネスモデルの代表格である「大量生産モデル」は終りを迎えつつあります。DX時代においてはどのようなビジネスモデルが考えられるのでしょうか。

今回は、DX時代に欠かせない5つのビジネスモデルについて簡単に紹介します。

XaaS

XaaSはSaaSやMaaS、PaaSなどの「as a Service」の総称です。as a Serviceは商品やサービスをクラウド経由で提供し、オンライン上でサービスを提供することを表します。代表的なas a Serviceとしては次のようなものが挙げられます。

  • SaaS(Software as a Service):ソフトウェアをサービスとして提供
  • MaaS(Mobility as a Service):モビリティ(移動)をサービスとして提供
  • PaaS(Platform as a Service):開発環境などのプラットフォームをサービスとして提供
  • IaaS(Infrastructure as a Service):ICT基盤(サーバー、データベースなど)をサービスとして提供

D2C

D2CはDirect to(2) Consumerの略称であり、消費者に対して商品を直接的に販売する仕組みを表します。Business to Business(B2B)やBusiness to Consumer(B2C)などの既存の取引形態に収まらない新しい取引の形です。

自社で企画・製造舌商品をECサイトなどの自社チャネルで販売することであり、SNSやECサイト・店舗で消費者とコミュニケーションを取って商品を販売します。D2Cはアパレルブランドや美容化粧品ブランドの多くが採用しています。

サブスクリプション

サブスクという略称で耳にする機会が多くなったサブスクリプションは、サービスや商品を利用した期間や利用料に応じて対価を支払う課金提供型のビジネスモデルです。従来は買い切り型の商品・サービスが主流でしたが、近年ではXaaSの台頭によって利用される機会が多くなったと言えるでしょう。

サブスクリプションとXaaSは相性が良く、新規顧客の獲得やデータの活用、継続的な売上が得られる点などがメリットとして挙げられます。

マス・カスタマイゼーション

マス・カスタマイゼーションは、大量生産しつつ個々の顧客のニーズに合わせた商品・サービスを販売することです。近年では顧客のニーズの多様化や、商品市場価値の定価(コモディティ化)などの課題があり、このような市場で競争するために受注生産のリードタイムを短縮する必要性が出てきました。

そこで、製造業をはじめとする多くの業界でマス・カスタマイゼーションの導入が進められています。

シェアリングエコノミー

シェアリングエコノミーはインターネットを通じてモノや場所、スキル、時間などを共有する経済の形です。従来は買い切り型で、消費者それぞれがモノを所有することが一般的でした。しかし、近年ではモノだけに限らず、あらゆるものを共有して利用することが一般的になりつつあります。

例えば、カーシェア(車の共有)やクラウドソーシング(スキル・時間の共有)などが挙げられるでしょう。シェアリングエコノミーは遊休資産の有効活用、新たな価値・ビジネスの創出、所有者のコスト削減などのメリットが挙げられます。

〈参照〉【事例あり】DX化において必要なビジネスモデル・価値観を解説!/AINOW

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