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AIロボットによる飲食店革命、垣間見えたヒトとロボットの未来

2020.03.31

2014年に「感情を認識するヒト型ロボット」として登場したPepper(ペッパー)。登場から5年以上を経て、ペッパー主体の飲食店がオープンしました。AIロボットを活用したヒトとロボットの未来が垣間見えるようなお店となっています。

今回は、ペッパー主体の飲食店について紹介し、ヒトとロボットの未来について述べます。

ペッパーが接客するカフェ「ペッパーパーラー」

ソフトバンクグループのソフトバンクロボティクス株式会社は、2019年12月にペッパー主体のカフェ「ペッパーパーラー」を、東京・渋谷の「東急プラザ渋谷」にてオープンしました。同店では、ペッパーが注文受付や接客を行います。

注文はすべてペッパーを通して行われ、ヒトを介さず注文が完了します。さらに、ペッパーが来店者の表情を確認し、おすすめのデザートを提案してくれるサービスも。ペッパーは受付だけでなく、カフェ席にも設置されており、来店者と会話をしたり、ゲームをしたりと接客業務もこなします。

ペッパーパーラーで働くペッパーの会話機能には改良が加えられており、「カフェで雑談するような能力を重視し、素早くアクションを起こせるように改良している」と語られています。

また、同店で働くロボットはペッパーだけではありません。店内ではペッパー以外に2種類のロボットが働いています。1種類目のAI清掃ロボット「Whiz」は閉店後に自動で清掃を行うロボットです。2種類目のヒューマノイドロボット「NAO」は、世界のさまざまな国をイメージしたダンスをして来店者を楽しませます。

現状は、上記の3種類のロボットが働いていますが、開発した新たなロボットも同店に投入される予定です。ソフトバンクロボティクス株式会社の直営店である強みを活かし、実際の環境の中で、AIロボットの動作に磨きをかけていく考えとしています。

AI×ロボット×ヒトの新しい未来

「AI」の進化は凄まじく、私たちの生活の中に徐々に溶け込みつつあります。ペッパーも当初は物珍しさで導入されることが多かったといえますが、これからは実業務に役立てるために導入されるケースも増えていくでしょう。

現代の日本は深刻な働き手不足です。ペッパーパーラーの事例は、AIとロボットの融合による「AIロボット」が、新たな働き手となる可能性を示している最たる例といえるのではないでしょうか。

AIが進化することで、ヒトにしかできなかった業務も次々とこなせるようになってきました。ペッパーパーラーのような飲食店では、今後は調理担当もロボットに変わるかもしれません。実際に、世界には無人の飲食店が登場しています。

日本でも、完全無人の飲食店が実現する未来はそう遠くないのかもしれませんね。

〈参照〉「ペッパー」が接客、ソフトバンク系が渋谷にカフェ/日本経済新聞

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