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2021年マーケティングテクノロジーの特徴は4つの「V」

広報部

2021.09.09

2021年7月13日に、デジタルマーケティングの支援を行うアンダーワークスは国内の主要マーケティングテクノロジーを分類してまとめた「マーケティングテクノロジーカオスマップ JAPAN 2021」を公開しました。カオスマップの公開と併せて、2021年に重要視されるマーケティングテクノロジーの特徴についても語られています。

今回は、2021年のマーケティングテクノロジーの特徴とされている4つの「V」について見ていきましょう。

2021年に重要となるマーケティングテクノロジーの特徴とは

アンダーワークス株式会社の代表である田島学氏は、2021年のマーケティングテクノロジーの特徴として次の4つの「V」を挙げました。

  • Virtual:オフラインのデジタル化
  • Variety:顧客接点多様化
  • Vertical Integration:オールインワンの出現
  • Verification:顧客同意の必要性

新型コロナウイルスの影響によって、バーチャルの需要は非常に高まっています。その影響もあり、顧客接点は多様化し、さまざまなデータやテクノロジーが統合されたオールインワンのツールも登場してきました。

さらに、個人情報やプライバシーの保護に関しても近年では重要視され始め、Cookieなどの取得にも顧客の同意が必要となってきています。

2020年の新型コロナウイルス流行以降、業界や業種を問わずにバーチャル化が進み、今後もこの流れは続くと見られています。今後はリモートとオフラインが混在することを前提としたテクノロジーが台頭する可能性についても語られました。

アフターコロナで拡大するマーケティング領域

今回公開されたカオスマップでは、国内で利用できる1,317種類のマーケティングテクノロジーを13分野に分けて掲載されています。この数は2020年の1,234種類から7%の増加でした。そんななか、2020年比で33%増加している分野として、オールインワンツールが挙げられています。

従来のマーケティングは市場調査や広告宣伝、販促などの顧客が購入する前のプレセールスに注力していました。しかし、今後は購買後にあたるポストセールスを含めてマーケティングの領域が拡大すると分析されています。

加えて、顧客接点も多様化しており、デジタルマーケティングにおける複数アプリケーションのニーズが高まっているのです。

そのほかにも、2020年比でバーチャル展示会は400%増、ウェビナーは23%増、オンライン商談は60%増とリモート下におけるセールス・マーケティングの需要も高まっています。

〈参照〉コロナ後のマーケティング市場には、どんな変化があるのか 2021年カオスマップが公開/マーケティング・シンカ論

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